複利=気長な賢者【単利のバカ】

10年後の利益を計算できない短気は損する

今日の利益より明日の利益

よう、銀助だ。

何回か話したけど、俺の話し方はあまり綺麗じゃねえけど悪気はないんだ。よろしくな。

このページじゃめちゃくちゃ効率のいい金の増やし方を教えるぜ。先に言っちまうとキーワードは複利だ。複利はネットで検索すると危険だなんだって書いてあるページがあるが、断言するぜ。複利が危険ってのは嘘だ。複利が危険だって言うやつは小学生の掛け算から勉強し直した方がいいかもな。言っておくけど、冗談でも煽りでもねえぜ。

むしろ複利は投資の基本中の基本で、投資家の味方だ。投資家から複利を取り上げたら投資家ではいられねえ。複利はそれほど大事だ。

一つ前のページじゃFXなんかの投資でどうせ負けちまうってやつのために、金の守り方を話したな。金の守り方を知らねえやつは投資する資格がねえみたいなことも言っちまったかな。

おさらいになるが、金の守り方は損失を最大5%にとどめることだと話した。100万円持っていたら1回の投資で損してもいい金額は最大5万円ってなるな。どんだけ自信があってもだ。競馬でガチガチの複勝を狙うとしても100万円のうち5万円までしか張っちゃだめって意味だぜ。

これが投資の世界だな。

せっかちなやつはそうすると金が増えねえって言うんだ。果たしてそうか?

投資の世界で1%の利益っていうととてつもなくデカい。100万円持っていてしっかり1万円儲けられるなら一流だと言ってもいいな。

そんじゃさっそく話すぜ。テーマは複利。一見気長だが一番早い金の増やし方だ。


「いくら稼いだか」より「何%稼いだか」が大事

稼ぐ能力が投資家の能力

月収100万円って聞いたらどうだ? すごいよな。

確かにすごいけどな、そりゃ一般人の感覚で投資家の感覚じゃねえ。

投資家の月収はもっとすげえって言ってんじゃないんだ。月収10万円の方が月収100万円よりすごい場合もあるんだぜ。

月収10万円>月収100万円が成り立つのが投資の世界なんだ。

どういうときかって?

投資家の腕は金額ではなく割合(%)

簡単だ。

元手が100億円で月に100万円稼ぐのと、元手が50万円で月10万円稼ぐのなら、元手50万の月10万稼ぐ投資の方が圧倒的に難しいぜ。

なんでかって、100億持っていて100万稼いだっつーなら元手のたった0.01%だけだぜ。50万持っていて10万稼いだなら20%も稼いでいるな。この元手100億のやつを投資家A、元手50万のやつを投資家Bだとする。

市場規模なんかを無視すれば、100億投資家Aは50万投資家Bと全く同じように投資してりゃあ月20億稼げるってことになるだろ? 100億の20%は20億だからな。

投資金額が増えたらメンタルの管理ができねえとか怖いってやつがたまにいるんだけどな、リスク管理が甘いだけかも知れねえな。100億投資家Aが10億損するのも、50万円投資家Bが5万円損するのも、投資効率の観点から言えば全く一緒だ。

反対に言えば、元手の金額がいくら少なかろうが、例え10万円、なんなら1万円を運用するとしても、投資効率を考えるなら取れるリスクは一緒だぜ。

だから投資のルール、つまりいくら(何%)まで損していいかとかそういうものは元手の大きさに左右されない。さすがに市場規模小さいところに大金突っ込んだら市場が成り立たねえから、そこら辺の塩梅は実際にはあるけどな。

とにかく、金の守り方の時と考え方は一緒ってことだ。

大事なのは割合(%)だぜ。

ちょっと長くなったけど、金の稼ぎ方に話を戻すぜ。

1%だ5%だって言ってたら儲けが小さくていつまでも金が増えねえだって話だったな。実はそんなことねえんだ。


複利は投資で最強の盾

単利の守りより複利の守り

投資の世界で1%だ5%だってのは決して小さくねえんだ。

(年に1,2回しか投資しないって言うなら難しいけどな)

むしろ1%だ5%だって利益をちゃんと出せるならすごいことだ。

例えば、元手100万円の人が1週間に3%の利益を出せるとしたら金がどう増えていくか見てみようぜ。実際100万円持っていて1週間に3%なら3万円しか増えねえな。これならアルバイトした方が稼げる。

って思うだろ? そりゃ最初だけだ。いくぜ。

元手100万円&1週間に利益3%で金はどう増える?

手っ取り早く表にしたぞ。

期間 資金 週間利益
はじめ 100 万円 0 円
1週間 103 万円 3.0 万円
2週間 106 万円 3.1 万円
3週間 109 万円 3.2 万円
1ヵ月 113 万円 3.3 万円
2ヵ月 130 万円 3.8 万円
5ヶ月 181 万円 5.3 万円
9ヶ月 326 万円 10 万円
1年 465 万円 14 万円
1年半 1千万円! 29万円
2年 2163 万円 63 万円
3年 1億円! 293 万円
4年 3億7000万 円 1076 万円



これは元手の100万円で1週間で自己資金の3%ずつ利益を獲得していったときの資金の増え方を計算してまとめたものだ。

1週間目は100万円の3%の利益の3万円が出て、100→103万円になったな。

2週間目は103万円の3%の利益の3万1000円で、103→106.1万円、少しだけ利益も増えてほんの少しだけ金の増え方も早くなる。

こんな具合に、獲得した利益をそのまま自己資金に足して投資運用していくことを複利運用って言うんだ。

こんな具合でやると、5ヶ月で1週間の利益は5.3万円になって資金は181万円になってるな。9ヶ月もすれば1週間で10万円の利益が出る。月収が40万円以上になるから大したもんだ。

1年で元手の100万円は450万円を超えて、1年半で自己資金は1000万円を達成。3年もすりゃ1億円達成だ。

すげえ増え方だろ? つまりな、1週間で3万円しか稼げなくたっていいんだよ。複利を理解してりゃもっと大事なのは割合(%)だって分かるだろ。

でもなこの表を見せるとこんなことを言うやつがいるんだよ。

「こんなに上手くいくわけない」ってな。

ある意味こんなに上手くいくわけないって言うのは当たってるんだけどな、そういうやつの言い分が笑えるんだ。


投資で最強の剣は複利

単利の稼ぎより複利の稼ぎ

この複利の表を見せると「こんなに上手くいくわけない」って言うんだけど、言い分がとんでもねえんだぜ。

1週間に3%でそんなに金が増えるわけがないって思いこんでるんだよ。

それじゃあ元手100万円から1億稼ぐためにはどうするって聞いたら、信じられねえ言葉が返ってくる。

「複利はしないで単利で稼ぐ」って言うわけ。しかも1週間に3%じゃなくてもっと大きな利益を狙うって。

複利の賢者と単利のバカ

そうしたら元手100万円で1週間に10%の10万円を狙うって言うんだよ。

3%の利益より10%の利益を狙う方が全然難しいのはアホでもわかるよな。それでもそいつは、投資家としてもっと難しいことをやろうって言うわけ。

そこで計算してやった。

元手100万円で1週間の単利10%なら、1週間に10万円を稼ぎ続けるってことだ。1億円稼ぐってことは、残りの9900万円を1週間に10万円ずつの利益で積み重ねていったら、990週間掛かるぞって教えてあげたんだ。1年は52週だから約19年掛かるって。

投資家としてより難しい高い利率を狙うのに、1年半でできることを19年かけてやるってことは、考え方が投資家じゃねえんだ。

そうしたら、ずっと100万円のままやるんじゃなくて、どこかで元手を増やすってよ。だから「それが複利だ」って教えてあげたよ。


まとめ。日本にはまだ複利のすごさが広まっていない

金稼ぎの極意は複利

ついでに言えば、金の守り方で言ったように単利より複利の方が金の減り方が遅い。

つまり安全ってことだな。

日本では驚くべきことに投資の基礎である複利の考え方が広まっていないようなんだ。

twitterとかやってりゃ分かるけど、アメリカだとギャンブラーだって複利で自己資金をしっかり管理している。

ポーカーとかが盛んだからだろうな。

(ポーカーは麻雀なんかと違って資金管理が最重要のゲーム)

日本人ってのは効率が嫌いな人種なのかも知れねえな。我慢強く、一見無駄なことを愚直にやることが美学というか。

そこにしか奥ゆかしさは、チープな効率主義は勝てねえ面はある。でも投資家として効率を求めることができないのなら、投資家でいる意味がねえ。

ということで、投資と言えばやっぱりアメリカだ。

投資を勉強するなら

このページを好きこのんで読んでいるやつってのは、これから本なんかを読んで投資を勉強していくんだろうな。

ここまで読んでやつなら、間抜けなことが書いてある本がどれだけ多いかわかると思うぜ。

やっぱり本ってのは良いのもありゃカスみてえなのもある。

意外と良い本ってのは出会えねんだ。カスみてえな本には1銭の価値もないんだけどな、素晴らしい本は10万円出しても買う方が賢い。投資家ならわかるだろ?

このカスみたいな本と素晴らしい本がほとんど同じ値段で売られてんだから笑っちまうな。

そこでアドバイスだけどな、本を買うならアメリカの本が良いぜ! 日本の本が悪いってわけじゃねえ、単純にハズレが多いから効率がわりいんだ。

海外の本は基本的にはベストセラーしか翻訳されないからな。変なものが混じる確率が減る。

そっちの方が効率がいいぜ。

投資の本はアメリカのものを読め


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